みどころ アーカイブ

2011年01月15日

Yosemite Nature Notes - Episode 13 - Rangers' Club

ヨセミテヴァレーのRangers' Clubの建物です。
National Park Serviceの初代長官のSteven Matherが私財を投じて、初期のパークレンジャーのために建設したものです。

投稿者 nishimura : 02:12

2009年05月16日

Half Dome トレイル オープン

Half Dome Cables in Place in Yosemite National Park
The cables allowing trail access for hikers to the summit of Half Dome are up and open for the season today, May 15,
2009.
The Half Dome hike is a round-trip hike of over 17 miles and is considered extremely strenuous. Hikers gain 4,800 feet of elevation along the hike that passes highlights such as Vernal Fall and Nevada Fall, before reaching the cables on Half Dome’s steep granite shoulder. A series of metal cables are placed along the steep shoulder of the dome to assist hikers to the summit. Visitors are advised to take appropriate precautions when planning a hike of this length and difficulty, and to be prepared for changing weather and trail conditions. Thunder and lightening are common occurrences in the High Sierra during the summer and fall; hikers should not to attempt to summit Half Dome around or during thunderstorms and are advised to use
extreme caution when the rocks are wet.
-NPS- (K. Cobb - 5/15/09)
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投稿者 toshi : 12:03

2008年09月02日

センチネル・ブリッジ by Google ストリートビュー


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投稿者 nishimura : 17:13

マリポサ・グローブ by Google ストリートビュー


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投稿者 nishimura : 16:51

トンネルビュー By Google ストリートビュー


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投稿者 nishimura : 16:40

2008年09月01日

エル・キャピタン by Google ストリートビュー


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投稿者 nishimura : 23:55

Valley View

Valley View写真です。
Google Mapで場所をポイントしてみました。
ストリートビューにも対応しています。
(お人形の位置が、何故かすこしずれています。正確には中央のパーキングのところなのですが。)

http://maps.google.co.jp/maps?f=q&hl=ja&geocode=&q=yosemite+CA&sll=36.5626,136.362305&sspn=39.176926,68.027344&ie=UTF8&ll=37.717428,-119.66182&spn=0.002376,0.004152&t=k&z=18&layer=c&cbll=37.718067,-119.66154&panoid=j0O1jKB3_gWhoung7g8-qA

投稿者 nishimura : 03:48

2007年08月19日

Valley Visitor Center

昨日Valleyに行ってきました。Visitor Centerは、こんな雰囲気でした。

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受付:右側にはValleyの模型。写真奥は、展示場への入り口。写真手前(入ってう左側)には本などが売られています。

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展示場(通路):ヨセミテの自然、保護などに関する展示。左の銅像はMuir。通り抜けるとシアター前に出ます。

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シアター:Spirit of Yosemiteを上映していました。それなりの音響施設で、出だしの滝の音がかなり良く再現されていました。しかし画像のほうは、いまいちでした。途中Muirのモデルさんが出てきて、滝の横などを登っていきましたが、『危険なほど早く歩いている』というのが素直な感想でした(笑)。

http://www.yosemite.jp/mt31/archives/000754.html

投稿者 toshi : 21:57 | コメント (1)

2007年05月11日

Yosemite Valley Railroad

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140号線でマーセド川に沿ってヨセミテに向かうと公園ゲート直前の小さな街がEl Portalです。
1907年から1945年までMercedからこのEl Portalまで鉄道「Yosemite Valley Railroad」が運行されていました。
El Portal には140号線から「El Portal Road」を北へ入っていったところに旧駅舎があり、いまは「The Yosemite Association」の事務所になっています。またその前には機関車、貨車が保存されています。

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140号線では、マーセド川を挟んだ対岸にもとの線路跡(レールや枕木は取り外されている)をみることができ、2006年の崖崩れで通行止めとなり対岸に仮ルートが建設された部分も、もとの線路跡を利用していることになります。

投稿者 nishimura : 23:18

2006年11月07日

Manzanar National Historic Site

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8月のヨセミテ行きの際に、足を伸ばしてイースタンシエラ、インデペンデンスの南5マイルにある「Manzanar National Historic Site」を訪問してきました。ここは第2次大戦中に日系人の強制収容所「Manzanar War Relocation Center」が設けられ、現在はNPSが管理する国立歴史史跡となっています。
1942年、合衆国政府は女性や子どもを含む11万人以上の在米日本人およびアメリカ国籍をもつ日系人に対して、全米10ヶ所に設けられた収容所への強制移転を命令しました。ここマンザナールはそのうちの一つです。


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こうした展示は日本人にはキツイですね。


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夏の日中は摂氏40度を超え、夜には10度以下にまで下がるという砂漠特有の厳しい気候です。
この日もSFから直行という強行軍の移動で、到着したのは夕方になりましたが、まだ頭がクラクラしそうなほど暑かったです。
このような厳しい土地での生活を余儀なくされた先人の苦労が忍ばれます。

Manzanar National Historic Siteへのリンク

2005年12月25日

ミラーレイク三景

yosmirroraug04h.jpgmirrorlakejul05V2.jpgMirrorLakeDec05.jpg

ミラーレイク水なしの夏、水ありの夏、水ありの冬。

2005年11月12日

Tioga Gas Mart

Lee ViningのTioga Gas Martは今年もすでに冬期閉鎖で再オープンはApr-28-2006とのことでした。(張り紙されてます)
シェフはもうすでにバハマでしょうか。

給油は出来ます。

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2005年11月03日

Chinese Camp の民家

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120号ルートでYosemiteに向かうと、Oakdaleの町を過ぎて108号Sonora方面と分岐した先にChinese Campという小さな町があります。120号沿いにも数軒の民家が並んでいて、そのうちの一軒は庭先に着せ替え人形を置いて通行者を楽しませてくれています。人形の衣装は時事ネタを反映したものが多く、大統領選挙時には候補者になったり、ボンズの量産ホームランが注目され始めたら彼になったり、スペースシャトル打ち上げ時には宇宙飛行士になったり、ほぼ毎週着替えています。上の写真は今年10月下旬のもので、ハロウィンを控えてウィッチに仮装しています。付近に停車する場所は無いので、今度はさて何になっているか、と予想しながら通りがてら鑑賞してください。線路を越えて材木置き場のすぐ先、ヨセミテ方向に向かって道路右手にあります。

2005年10月24日

Crane Flat Lookout

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Crane Flat西側の丘の上には、今は使われていない(と思われる)火の見櫓、ヘリポート、そして無線の中継器があります。写真は、たまたま待機していたヘリコプター、消火用のと特大水バケツを準備しているスタッフ、パイロット、そして観光客です。後ろの山(Gin Flat方面)にはコントロールドファイアの煙が上がっています。

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事務所と火の見櫓。

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火の見櫓の中にあるコンパス。これで出火地点の方位を測ります。

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ヘリポート。

投稿者 toshi : 11:53 | コメント (1)

2005年09月05日

オバタ・レイク

Obata Lake

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先日のJohnson Peak登頂のハイキングで、密かに楽しみにしていたのが「オバタ・レイク」です。
Tuolumne Meadowsの南方、Johnson Peakの麓には無名の湖が2つありますが、そのうち奥の湖が関係者の間で「オバタ・レイク」と呼ばれています。チウラ・オバタ(小圃千浦)が1930年に描いた「Lake Basin in High Sierra」の湖がこの湖だといわれています。
この絵はY.A.の発行する「Obata's Yosemite」にも掲載されています。

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Johnson Peakトレイル途中からの眺めです。

投稿者 nishimura : 12:16

2005年09月01日

ル・コンテ記念館

Le Conte Memorial Lodge

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 ル・コンテ記念館は創設期のシエラクラブの活動に貢献し、1901年にヨセミテヴァレーで亡くなった地質学者ジョセフ・ル・コンテを記念して1903年につくられました。チューダー朝デザインの花崗岩+木造の建物です。

 当時はまだ国立公園の制度が十分に整っていない時代ですので、この建物でのシエラクラブの活動は実質的にビジターセンターの役割を果たしました。現在もこの建物はシエラクラブのボランティア達によって管理されライブラリ、子どものコーナー、歴史についての展示が整えられ、そして講演などの活動が行われています。
 写真家のアンセルアダムスもかつて若い頃、ル・コンテ記念館の管理人として活動していました。
 この建物は1987年にNational Historic Landmarkとして指定されています。

 ここのボランティアの人たち(シエラクラブ会員)は皆優しくビジターを迎えてくれます。NPSのビジターセンターと違って混雑していませんので、彼らとのおしゃべりを楽しむことができます。

開館時間:5月〜9月の水曜日〜日曜日、午前10時〜4時
場所:ハウスキーピングキャンプの向かい側。ヴァレーシャトルバスで行くことができます。

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シエラクラブ「ル・コンテ記念館」のページへ
http://www.sierraclub.org/education/leconte/

投稿者 nishimura : 08:29

2005年08月16日

IV. Lyell渓谷とMt. Lyell

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Pursuing my lonely way down the valley, I turned again and again to gaze on the glorious picture, throwing arms to inclose it as in a frame. - John Muir「In The Heart of The California Alps」

1863年7月1日、BrewerとHoffmannは、前日一緒にMt. Danaを登り終え、Big Oak Flatへと戻っていくWhitneyと別れ、Tuolumne Meadowsの奥にある谷の探査に向かいます。この日二人は、谷の再奥まで進みました。翌日、7時間かけて斜面を登り、樹林帯を越え、昔に「氷河で磨かれた」と思われる岩場を登り、雪渓を詰め、最高峰を目指します。しかしながら、頂上直下30メートルほどのところで行き詰まり、登頂を断念してしまいます。彼らによりこの山は、英国の地質学者の名前を取ってMt. Lyellと名付けられました。1871年8月29日、John Boies Tilestonが、このヨセミテの最高峰(13,114ft.)に初登頂します。1872年にはMuirが、Mt. Lyellのそれを含め、ヨセミテの高山に残る雪が雪渓ではなく、氷河であることを発表しました。
Tuolumne Riverは、Tuolumne Meadowsの東端でDana ForkとLyell Forkの二つに分かれます。現在Dana Fork沿いにはTioga Roadが、Lyell ForkにはJMT[註]が通っています。Lyell谷は、Tuolumne大渓谷と様相は全く異なり、幅が0.5マイルほどの底が平らで、空の広がった明るい谷です。ここではTuolumneの川幅はかなり広く、うねりながら静かに流れています。7マイルほど進んで、初めてMt. Lyellの遠望が可能となります。すぐに平らな谷は山裾に突き当たってなくなり、其処からは急登が始まります。登るほどに風景は変わり、アルペン的になってきます。Donohue Passへ向かうJMTをはずれ、緩やかなな谷を進んでいくと、Lyell氷河が目の前に広がります。かなりの長距離(往復20マイル強)になりますが、初夏の日が長く、草がまだ緑のときに、ハイキングやバックパッキングなどで訪れてみたい一帯です。

写真上(1):Lyell渓谷から望むMt. Lyell(白い山)

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写真2:Lyell渓谷の中間ほどで見るTuolumne Meadows方面(北)

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写真3:Tuolumneの源流(右奥はMt. Lyell)とJMTはここで別れる。

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写真4:Mt. Lyell(中央右より丸みを帯びた岩山の後方)とMt. Maclure(右側の三角形の山)。

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写真5:Tuolumneの水の湧き出し口。

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写真6:Mt. Lyellの氷河。

[註]JMT:John Muir Trailの略。Muirの没後、23年の年月をかけて1938年に完成した。ヨセミテ渓谷からMt. Whitneyへと続く全長211マイルのトレイル。Muir自身はヨセミテ渓谷とMt. Lyell-Mt. Ritter付近との間、及びEvolution Range、Kearsarge Pass、Mt. Whitney付近の一部を歩いている。

投稿者 toshi : 00:05

2005年08月15日

III. Tuolumne Meadows

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This is the most spacious and delightful high pleasure-ground I have yet seen. The air is keen and bracing, yet warm during the day; and though lying high in the sky, the surrounding mountaints are so much higher, one feels protected as if in a grand hall. - John Muir「My First summer in the Sierra」

ヨセミテには、白人たちが訪れる遥か以前から、シエラを横断するトレイルがありました。これはMono Trailと呼ばれるインディアンの通商路で、Mono LakeからBloody Canyonを登り、Mono Passを越え、Tuolumne Meadows、Tenaya Lakeを経由、Porcupine Flatから、Yosemite渓谷やBig Meadow(Foresta)方面を結んでいました。1833年秋にヨセミテ渓谷を覗き見たJeseph Walkerらは、初めてTuolumne Meadows付近を通った白人と考えられています。1852年、マリポサ大隊のヨセミテ渓谷探査(1851年)に続き、再び酋長のテナヤを追うMoore中尉は、Tenaya Lakeを越えTuolume Meadowsに入り、一帯を探査、鉱脈を発見したりしました。こうしてTuolumne Meadowsの存在は人々に知られるようになります。まず、鉱山師たちがこの道を使い、Mono側へと越え始めます。1863年、California Geological SurveyのBrewerは、Hoffmannと共にヨセミテ渓谷からMono Trailを使ってTuolumne Meadowsに入り、Soda Springsにベースキャンプを構え、一帯の測量を行いました。そのときには、既に週に一度、荷物を積んでハイシエラを越えるMule Packがあったと書き残しています。1869年の夏には、Muirが羊飼いとしてこの地(正確にはDelaney Creek沿いのMeadow)に一ヶ月近くキャンプを設営し、合間を縫ってCathedral Peakへ初登頂、Mt. Dana登山、Mono Lake、Lyell渓谷方面への探訪などをしました。そのとき書きとめた日記は、後年(1911年)加筆修正が加えられ、「My First Summer in the Sierra」として発表されます。1883年にはTioga Road(ワゴン道、現在のTioga Roadはその一部を共用)が開通するものの、Tioga Pass近くの銀山Great Sierra Mineはすぐに閉山してしまいます。その後Tuolumne MeadowsではSoda Springs付近にJohn Lembertの私有地が認められたり、キャビンが建てらたりします(1912年にはSierra Clubへ売却)。また1901年にはSierra Clubの最初のアウティングの場所にも選ばれました。1915年には、一年後にできるNPSの初代長官となる、Stephen Matherを初めとする有志らによりTioga Roadが私費で買い上げられ、ヨセミテ国立公園に寄付されました。こうして車でのアクセスも可能となり、Tuolumne Meadowsは夏のキャンプ地としての利用が高まっていくことになります。
Tuolumne Meadowsは、標高8,500ft.付近にある長さ4マイル、幅1/4〜1/2マイルほどの草原地帯で、Tuolumne Riverがうねるように流れています。周りは10,000ft.を越える山々やドームに囲まれていますが、メドウとの間にはLodgepoleの林の斜面が広がり、垂直の岩壁に囲まれた圧迫感のあるヨセミテ渓谷とは異なった、開放感のある、ヨセミテ国立公園唯一の「風光明媚」な高地の宿泊地となっています。しかしながらホテル等の近代施設はなく、キャンプ・キャビンなどによるプリミィティブな滞在となります。ここでの最大のアトラクションは、メドウのランドマークでもあるLembert Dome[1,2,3]、Pothole Dome、Soda Springs、Dog Lakeなどへの散策です(地図)。時間がとれれば、Glen Aulin、Cathedral Lakes、Budd Lake、Young Lakes等を訪れることもお勧めします。

写真1(上):Tuolumne Medowsの西側から見たCathedral山群(南)。左からUnicorn Peak、Cockscomb、Eacho Ridge、Cathedral Peak、そしてFairview Dome。

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写真2:Cathedral PeakとUpper Cathedral Lake。左端はMt. Conness、右奥はMt. Dana。Cathedral Peakの裏側がTuolumne Meadows。

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写真3:Elizabeth LakeとGlen Aulin方面。右下がTuolumne Meadows。

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写真4:Young Lakesトレイル(北)の途中から見たCathedral及びHoffmann山群。左から、無名峰、Cockscomb、Unicon Peak、Echo Ridge、Eacho Peaks、Cathedral Peak、Fairview Dome、Medricot Dome(群)。ここでギャップがありTuolumneとMercedの分水界となり、Tioga Roadが通っている。さらに右に進みPolly Dome、Mt. Hoffmann、そしてTuolumne Peak。

投稿者 toshi : 07:41 | コメント (1)

2005年08月14日

II. Tuolumne大渓谷

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Snach a pan of bread and run to the Tuolumne. How blessed it would be to be banished to the Canyon!(略)The Canyon has something grand and good for everybody. - John Muir「Muirの日記より」

Hetchy Hetchy渓谷とTuolumne Meadowsの間は、Grand Canyon of the Tuolumne Riverと呼ばれ、最大高度差5,000ftにも達する大渓谷が20マイルにわたって続いています。ヨセミテ国立公園には数多くの渓谷がありますが、ここだけが”Grand Canyon”という名を冠しています。この谷の探査を初めて行ったのはCalifornia Geological SurveyのClarence Kingです。Whitneyの「The Yosemite Book」に拠れば、Kingはこの大渓谷をTuolumne Meadowsから下っていきましたが、途中狭隘な谷に阻まれ、其処から先Hetch Hetchyまでは未探査のままとなってしまいました。その後、Kingが敗退した谷は、ヨセミテガーディアンのGalen ClarkとともにMuirが初遡行し、後にMuir Gorgeと命名されます。Muirは1870年代初期に、幾度かに分けてTuolumneの探査を行い、Hetch HetchyからMt. Lyellに到るTuolumneの全区間を歩いた最初の人となります。

Muirがその完成を望んだとされる大渓谷内のトレイルは、1925年に完成しました。この全トレイルを歩くための最短ルートは、White Wolf(西側)とTuolumne Meadows(東側)を結ぶもので、全長30マイルほどあります。ルートのほぼ中央にはMuir Gorgeがあり、そこからGlen Aulinまでの間が渓谷の核心部といえるでしょう。深いV字状の谷底には、巨大なボルダー、プール、原生林が次々と出現し、飽きることがありません。Tuolumneの三大瀑布(下流からWaterwheel、LeConte、そしてCalifornia Falls)はヨセミテ渓谷の垂直に落ちる滝とは異なり、斜めに流れ落ちていくTuolumneの水のエネルギーを、まさに水際で堪能する事ができます。滝が巻き起こす水煙は光を浴び、虹がいたるところに現れます。California FallsとGlen Aulinの間は、谷が突然U字状となり、長さ1マイル、幅1/4マイルほどの平らな谷底が広がります。初夏には、アスペンの白い幹と緑の葉、取り囲む灰色の岩壁と青い空のコントラスト、そしてそれらを映す水でたいへん綺麗なところです。谷の東端にはGlen Aulin High Sierra キャンプ場があり、夏にはBackpackerやTuolumne Meadowsからのハイカーでにぎわいます。その上流側にはWhite Cascade及びTuolumneの2滝があり、ここでもまたTuolumneの水が轟音を立てて流れ落ちています。初夏、水が溢れるTuolumne大渓谷への探訪は忘れられない思い出になる事でしょう。

写真上(1):California FallsとWildcat Point。

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写真2:Tuolumne Fallsのすぐ上、緩い斜面を水が轟音をたてながら流れていく。

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写真3:Tuolumne Falls

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写真4:Glen Aulinの谷を望む(谷の北側のみ撮影)

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写真5:Waterwheel Falls(滝を楽しむベストスポットは滝の下)

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写真6:Tuolumne大渓谷(Glen AulinそばのWildcat Pointより下流方面を見る)

投稿者 toshi : 23:44 | コメント (1)

2005年08月12日

I. Hetch Hetchy Valley

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”Imagine yourself in Hetch Hetchy on a sunny day in June, standing waist-deep in grass and flowers(as I have often stood), while the great pines sway dreamily with scarcely perceptible motion.” - John Muir, 「The Yosemite」より

Hetch Hetchy渓谷は、ヨセミテ渓谷がマリポサ大隊により探査される1年前の1850年、ハンターのJohn Screechによって発見されました。Whitneyの”The Yosemite Book”や、Muirの”Hetch-Hetchy Valley: The Lower Tuolumne Yosemite”による紹介があったものの、ヨセミテ渓谷に比べて、スケールに見劣りがするためか、訪問者も少なく観光化が進むことはありませんでした。それゆえ、ヨセミテ渓谷とはまったく異なる運命をたどることになります。1901年には、慢性の水不足に悩むベイエリアの水源となるべく、ダム建設の候補地に挙がります。Muirを会長とするSierra Club?どが中心となり反対運動をしましたが、最終的には1913年には連邦により建設の許可がおり、1923年には現在のO'Shaughnessyダムが完成し、谷底は水没してしまいました。
Muirはその著作で、Hetch Hetchy渓谷がヨセミテ渓谷に酷似しており、El Capitan、North Dome、Cathedral Rockに位置・形状ともに相当する岩壁があること、またBridal VeilやYosemite Fallsに勝るとも劣らない滝があると書いています。これらはTueeulala Falls及びWapama Fallsと呼ばれ、ダムの上から望む事ができます(夏には枯れてしまうので、初春と初夏の間が滝を見ることができる時期です)。Hetch Hetchy Domeのすぐ左側で、湖に大量の水を放出しているWapama Fallsは、その上半分が岩壁の影になっており、全貌を見るためには、ダムから片道2マイル半ほどのハイキングが必要です。滝の真下にある橋からは、高度さ1700ftの岩壁を段々状に流れ落ちる水の轟音と飛沫を楽しむことができます。更に湖岸を3マイルほど進むと、Rancheria Creekに至り、緩やかな斜面にできたRancheria Fallsの流れを楽しむ事ができます。写真家Galen Rowellは、その著書「The Yosemite」の中で、二つの渓谷を比べ、ヨセミテ渓谷は人で、Hetch-Hetchyは(ダムの)水で溢れていると面白い言い方をしました: ”I found myself actually preferring Hetch Hetchy's flood of water over Yosemite Valley's flood of people.” 確かにHetch Hetchyは、「水」と「岩壁」に囲まれながら、もう一つのヨセミテの歴史に思いをめぐらせることができる、静かな場所に違いありません。

写真1:O'Shaughnessyダムの上から見るHetchy Hetchy渓谷。写真ではよくわからないが、中央にWapama Fall、その左にはTueeulala Fallsが見えている。かなり短い間ではあるが、3本目の滝も出現する。Wapamaのすぐ右はHetch Hetchy Dome。湖の右側の岩峰はKolana Rock。

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写真2:ダムそばの高台から見るHetch Hetchy湖。再奥にはRancheria Creekが見えている。

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写真3:Wapama Fallsを見上げる。

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写真4:Rancheria Creekより、Kolana Rock(ダム方面)を望む。

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写真5:Rancheria Creek後方のLe Conte Pointより見る湖の再奥部。ここから先Pate Valleyまで、トレイルはTuolumneを大きく迂回する。

投稿者 toshi : 15:03 | コメント (5)

2005年08月11日

Tuolumne

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ヨセミテ国立公園は、Merced川とTuolumne川による二つの水系から成り立っています。公園内最大の観光スポットであるヨセミテ渓谷は南側のMerced水系に、一方、ハイシエラでのアクティビティの中心地ともいえるTuolumne Meadowsは、Tioga RoadとTuolumne川の主流の交わる処にある高地の草原地帯で、その名が示すようにTuolumne水系に属しています。ここから下流へは、Hetch-Hetchy渓谷(ダム湖)へと続くTuolumne大渓谷が、上流方面にはヨセミテの最高峰であるMt.Lyellへと続くLyell Canyonがあります。この流れに沿ってトレイルがあり、ヨセミテ渓谷とは全く雰囲気の異なる渓谷歩きを楽しむことができます。以下4回に分け、Tuolumneの簡単な紹介をしたいと思います。

ヨセミテ国立公園中央部の地図(National Geographic社Topo!より作成):左から右側へ青丸で、[1]Hetch Hetchy渓谷、[2]Grand Canyon of The Tuolumne River、[3]Tuolumne Meadows、そして[4]Lyell渓谷一帯を示しました。草色の線は分水界でTuolumneとMerced水系を分けています。Tioga Roadは赤線で、分水界を縫うように東西に走っています。

投稿者 toshi : 15:07 | コメント (3)

2005年08月06日

Main Post Office - Yosemite Village

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ヨセミテヴィレッジにある郵便局です。デグナンズ・デリとウィルダネスセンターの間。
局員もいます。
営業時間 月〜金 8:30am - 5:00 pm    土 10:00am - 正午
営業時間終了後も自動販売機で切手の購入ができます。
ヴァレー内にはヨセミテロッジ、カリーヴィレッジにもあります。

投稿者 nishimura : 00:01

2005年07月30日

Sport shop

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場所はヨセミテ・ヴィレッジ、ヴィレッジ・ストアの南にあります。アウトドア、フィッシング関係のグッズや衣料などが充実しています。
同様のショップはカリーヴィレッジにもあります。

投稿者 nishimura : 23:58

2005年07月29日

Village Store

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ヨセミテヴィレッジにある園内最大規模のストア。食料、日用品、アルコール、ギフトなど、忘れ物があっても大抵のものはなんでも揃う。
食料品の品揃えも多様で、長期滞在キャンパーには強い味方だ。

投稿者 nishimura : 17:10

2005年07月25日

リサイクリング・センター

Village Store Recycling Center

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Village Storeの東口(パーキング側)を出たところにリサイクリング・センターがあります。
園内のストアで売っているビン飲料、ペットボトル飲料などのうち「5¢ Refund」のシールが貼ってある(オリジナルのミネラルウォーターはラベルに印刷してあります)ものは、ここへ持っていくと1つにつき5セントを返却してくれます。
各ストアのレジでも対応してくれますが、キャンプ場をチェックアウトした後、大量の「Sierra Nevadaビール」の空きビンとともにここを訪れるのが私の習慣となっています。

投稿者 nishimura : 23:42

2005年07月13日

ミラー・レイク

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ヨセミテ国立公園の中で、意外に「行ってみたい」と要望の高いのがミラー・レイクです。「湖」という名前から、きれいな水に、山が美しく映っているというイメージがあるのかと思います。実際には、これは「湖」ではなく、「プール」(池、水溜り)に近い状態のもので、夏に行っても水がない場合が多いです。上の写真は、昨年2004年8月上旬に訪れた時のもの。まったく水がなく、池底を歩いてました。

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この写真は、ほぼ同じ場所から、つい先日2005年7月7日に撮ったものです。今年は雪解けが遅く、水もまだたっぷり残っている様子。この時期にこれだけの水が残っているのは久しぶりだと思います。

2005年07月09日

ソーダ・スプリングス

Soda Springs

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ソーダ・スプリングスは炭酸水の泉です。ハイカントリー、トゥオロミー・メドウズのビジターセンターから約20分ほどのハイキングで草原を縦断して行けます。
地面が赤いのは水の中に鉄分が多く含まれているからで、すこし口に含んでみると炭酸水のシャワシャワした感覚と鉄さびの味が感じられます。

投稿者 nishimura : 23:04

2005年07月08日

カリフォルニアトンネルツリー

California Tunnel Tree

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マリポサグローブにある、ジャイアントセコイア「カリフォルニアトンネルツリー」です。
この木には1895年にトンネルが空けられました。
これよりもさらに大きな、(馬車や自動車が通れるほどの)トンネルを空けられた「ワワナ・トンネルツリー」は森のさらに標高の高いところにあるため、長期間雪に閉ざされてしまうからという身勝手な理由からでした。
「ワワナ・トンネルツリー」は1968-69の冬の間に倒れてしまい、いまでは「カリフォルニアトンネルツリー」だけが唯一のトンネルツリーということになります。
この木はこの森の一番の巨木「グリズリージャイアント」のすぐそばにあり、パーキングから徒歩で30分程度でやってくることができます。

投稿者 nishimura : 23:30

2005年06月19日

Silver Strand Fall

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ヴァレーの西端南側の高いところに位置し、短命なため多くのビジターには気付かれない滝です。
トンネルビュー駐車場からの写真です。(2005.6.6)

投稿者 nishimura : 23:57

2005年06月17日

Museum前のジャイアントセコイア

ヨセミテでいちばん手軽にジャイアントセコイアが見られるのは、おそらくヨセミテヴァレーのMuseum(ヨセミテヴィレッジ内)前のものでしょう。
これは1930年に植えられたと書いてありますので樹齢は80年足らず。マリポサグローブの樹齢数千年のものと比べるとだいぶん迫力には欠けますが、「どうしてもジャイアントセコイアを見たい」という方はとりあえずこれを見に行ってはいかがでしょうか。

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投稿者 nishimura : 08:30

2005年06月16日

Yosemite Falls周辺の整備

約2年間かけてのYosemite Falls周辺の整備が完成し、今シーズンからオープンしています。従来の駐車場の自然復元とトイレの新築、トレイル、ベンチや案内板などです。

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投稿者 nishimura : 22:47

2005年06月15日

ヴァレービジターセンター&ブックストア

今シーズンから、ヴァレービジターセンター&ブックストアが模様替えしています。
建物はそのままですが、従来の場所にはレンジャーとYA(Yosemite Association)のボランティアスタッフによる案内カウンターのみとなり、ブックストアは建物正面の左側部分(以前はツアー案内窓口だったところ)に移動しました。
従来は狭いところに案内カウンターとブックストアのレジが同居していて、わかりにくく混雑時にはよく混乱していました。今回の模様替えでより分かりやすく、またブックストアのほうも繁盛(!?)するようになったのではないでしょうか。
ちなみにYA会員はここで15%オフで買い物ができます。その他にも特典がありますので、リピーターの方はぜひ入会しましょう。手続きも簡単です。

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「案内カウンター」

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「繁盛しているYAのブックストア」

投稿者 nishimura : 05:32

2005年06月12日

The Cascades

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2005.6.4撮影

エルポータルロードをヨセミテヴァレーに入ったところにある落差152mの滝です。
「滝」という名の滝なんです。

投稿者 nishimura : 22:38

2005年02月17日

ロイヤルアーチ

Royal Arches Vista

上からは浸蝕され、下からは岩の湾曲で押し上げられたことによってアーチ状に形成された不思議な岩です。 

投稿者 nishimura : 01:49

2005年02月16日

センティネル橋から望むハーフドーム

Half Dome Vista from Sentinel Bridge


ヨセミテヴァレーからハーフドームを眺望する数々のポイントのなかでも、ここは前景にマーセド川が入ることで有名です。夕陽で赤く染まる時刻には橋の上にいくつもの三脚が立ち並びます。
シャトルバスで「センティネル・ブリッジ」で降りてすぐです。

2005年02月15日

ハーフドーム

Half Dome Vista



 ハーフドームは谷底から1488mの高さでそびえ立っています。
 ハーフドームはもともと丸いド−ムで、ヨセミテヴァレーが氷河におおわれる前はもっと大きかったと思われますが、氷河は頂上までは届いていなかったようです。
 この写真でもわかりますが、岩の表面の陰影が、左を向いている先住民の顔のように見えます。

投稿者 nishimura : 23:13

2005年02月11日

エル・キャピタン

El Capitan Vista

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 エルキャピタンの頂上は、谷底から1097mの高さにあり、世界中のロッククライマ−が挑戦しています。何日もかけてエルキャピタンの頂上にのぼるロッククライマ−の姿が、冬以外の季節はいつも見ることができます。(双眼鏡を用意されることをお勧めします。)この垂直の岩壁は1958年に43日間かかってようやく初登されました。
 春から夏にはこの岩壁に営巣するハヤブサ(ペルグリン ファルコン)を見ることができるかもしれません。

投稿者 nishimura : 10:47

2005年02月10日

スリー・ブラザーズ

Three Brothers Vista

3つの似た岩が折り重なっているため「三兄弟」に例えられています。この岩は数百万年前に平行に分裂し、固まって形作られたといわれています。一番上の頂上は「Eagle Peak」。北側からヴァレーを見下ろす絶景です。

投稿者 nishimura : 11:37

2005年02月09日

ヨセミテ滝上部の眺め

Upper Yosemite Fall Vista


 観光客はヨセミテ渓谷に入ってまずこのヨセミテ滝の眺めをみて驚くことでしょう。この滝は北アメリカの最大の滝です。上中下の三層構造になっていますが、上部だけでもナイアガラの滝の9倍の高さがあります。

投稿者 nishimura : 17:59

2005年02月08日

ノースドームとワシントンコラム

North Dome and Washington column Vista


 先住民の伝説によると、昔この渓谷に一組の男女が住んでいました。それがある時、ここに住む精霊を怒らし、2人は岩に変えられ、谷の両側に引き裂かれてしまいました。女性テイサックは、ハ−フド−ムになり、彼女の夫ナンガスはノ−スド−ムになりました。そして彼の杖がワシントンコラムになったということです。

投稿者 nishimura : 19:35

リボン・フォール

Ribbon Fall

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 リボン滝はエルキャピタンの西にあり、その落差は491mで、落ち口はヨセミテ滝よりも60m高い所にあります。しかしこの滝の寿命は短く、たいてい6月上旬までには干上がってしまいます。

投稿者 nishimura : 12:39

2005年02月07日

ブライダルベール・フォール

Bridalveil Fall


「花嫁のヴェール」の優雅な名前をもつ滝です。落差は189m。この滝は、干上がってしまうことがありません。午後には、花崗岩の丸い石が噴出するしぶきの中に虹を見ることができます。

投稿者 nishimura : 00:44

2005年02月06日

トンネル・ビュー

Tunnel View


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 左にエルキャピタン、正面にハーフドーム、右にブライダルヴェール滝を望むすばらしい眺望ポイントです。
 このポイントはヴァレーからワワナ、グレイシャーポイント方面に向かう途中の「ワワナ・トンネル」の手前にあります。「トラム・ツアー」もここまでやってきます。グレイシャーポイントへの道が雪で閉ざされている期間は、このポイントがクルマでアクセスできるヨセミテヴァレー最高の眺望点になります。

投稿者 nishimura : 23:32

2005年02月04日

ヴァレー・ビュー

Valley View


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 ここは左にエル・キャピタン、右にカシドラル・ロックをのぞむ素晴らしい展望ポイントです。 このポイントはヴァレーの北側を走る道路「ノースドライブ」のマーセド川沿いにあります。ノースドライブは西行き一方通行ですので、ヴァレーを「出る」際に立ち寄ることになります。朝は逆光になりますので午後がお勧めです。

2005年02月03日

カシドラル スパイアー

Cathedral Spires Vista

「カシドラル」はキリスト教の大聖堂です。隣にある「カシドラル・ロック」とこの「カシドラル・スパイアー(尖塔)」の姿があたかもそのように見えることから名付けられました。この2つの塔は、谷底から590mと654mの高さにそびえ立っている花崗岩です。

投稿者 nishimura : 12:58

2005年02月02日

ヨセミテ・フォール

Yosemite Falls


 ヨセミテ・フォールは北米で最も高い落差があり、世界でも5番目の落差を誇る滝です。一つの滝ですが上・中・下の三段になっていることから"Yosemite Falls"と複数形で呼ばれるのが正確です。
上部ヨセミテ滝は739mの高さから435mの落差。そこから中腹の小滝は205m落ちます。そして最後に下部ヨセミテ滝は渓谷の底の滝壺まで97.5mの落差があります。
 滝は、例年5月末に雪解け水で満水になります。夏に向かって滝の水はしだいに細くなり、8月末にもなるとかつての満水の姿を想像して見るしかありませんが、秋に長い雨が続くと滝の流れが復活します。

 ヨセミテ・フォールにはシャトルバスストップから徒歩10分ほどのハイキングで行くことができ、初夏には多くの観光客で賑わいます。また滝の落ち口まではCamp4の裏からハイキングトレイルが付いており、この雄大な滝を見下ろすこともできます。

投稿者 nishimura : 08:47

2004年09月07日

Art Activity Center

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ヨセミテはどこを向いてもスケッチしたくなるような景色だらけです。ここArt Activity Centerではスケッチブックや色鉛筆などの簡単なものから、本格的な油絵まであらゆる画材が購入できます。ヨセミテに到着してから思い立っても、「にわかアーティスト」に変身できるのです。
ここでは春から秋にかけて、水彩や油絵などのアーティストを招いて講座も行っています。
ヨセミテヴィレッジ内、ストアの南側にあります。

投稿者 nishimura : 16:02

2004年09月05日

リーバイニングのMobil Gas Station

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ヨセミテ国立公園東ゲート(タイオガ・パス)最寄りの街Lee ViningにあるMobil Gas Station。120号線と395号線のT字路をすこし上がった高台の上にあります。ここのレストランはなかなか美味しくて、地元でも評判です。
また駐車場には空中ブランコもあるという、不思議なガスステーションです。

2004年08月17日

グレイシャーポイント

Glacier Point Vista

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 カリービレッジの真上、980mの崖の頂上がグレイシャーポイントです。ここからは氷河作用によって形成されたヨセミテヴァレーを見下ろし、ハーフドームが正面にそびえています。
 グレイシャーポイントへの自動車道路は5月中旬から11月頃にかけてのみオープンしています。また「4マイルトレイル」を使って徒歩で上がることもできます。

投稿者 nishimura : 00:34

2004年08月08日

ビジターセンターへ行こう!



Yosemite Valley Visiter Center

年中無休。開館時間は夏期午前8時〜午後7時、秋〜春は午前9時〜午後6時あるいは5時。

ヨセミテヴァレーのビジターセンターには公園内のあらゆる情報が集まっています。レンジャーも常駐して、訪問者からのいろんな質問に答え、情報提供が行われています。

カウンターの下には200種を超えるパンフレットが常備されていて、ビジターの質問や知りたいことに応える形で手渡されます。(必要な人に、必要な情報をという考え方)「日本語の資料がありますか」と尋ねてみてください。用意されていますよ。
ハイキングの前にはコースの状況などをぜひ質問してみましょう。

ブックストアはYosemite Associationによって運営されています。この協会は民間非営利の団体で、ヨセミテに関するさまざまな良質な出版物を発行しています。会員になればブックストアで15%の割引、アンセルアダムスギャラリーで10%の割引が受けられます。

展示コーナーはやや古めですが、20分もあれば一通り見られるのでおすすめ。またビデオもつねに上映されています。

奥の出口から出るとシアターの入り口があり、昼間はヨセミテ国立公園についての映像"Spirit of Yosemite"を定期的に上映しています。夜にはドラマやバンド演奏などがあるので、演目とスケジュールをYosemite Todayで確認しておきましょう。

公園内にはハイシエラのTuolumune MeadowsにもVisiter Centerがあります。ハイシエラに行かれたらこちらもぜひ訪ねてみてください。

投稿者 nishimura : 09:43

2004年06月20日

Nevada Fall

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ネヴァダフォールはヴァーナルフォールの上流約800mのところに位置します。
この滝は年中枯れることがありません。
ミストトレイルで滝の上まで登ることができ、滝の落ち口近くまで柵もなく行くことが出来ます。(要注意)
この滝を最も美しく眺望できるのはジョンミューアトレイルからです。

投稿者 suyama : 00:12

2004年06月01日

ジョン・ミューア邸

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マルチネスのジョン・ミューア邸。
(以降執筆中!)

投稿者 nishimura : 23:59

2004年05月05日

Mariposa County Courthouse

マリポサ郡裁判所


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 ヨセミテに向かう140号線の途上にある街Mariposaは西部開拓の香りのある街だ。
 この街のシンボルともいえるのが1854年に建てられたCourthouse(裁判所)で、いまも現役で使用されている。ゴールドラッシュの時代には荒くれ者がたくさん流入したため、こうした裁判所が必要になったのだろう。このような古い建物がいまだ使用されている例としては、ロッキーより西では一番古いそうだ。
 ちなみにゴールドラッシュの始まった翌年の1849年にひとヤマ当てようとやってきた連中を「49er(Fourty Niner)」と呼び、MariposaとOakhurstを結ぶ州道49号線の由来だと言われている。

2004年04月04日

ヨセミテ渓谷での過ごし方〜シャトルバス活用法



無料シャトルバス

ヨセミテ渓谷内は無料のシャトルバスが運行されている。これを利用すれば渓谷内の東半分の多くの部分にアクセスすることができる。渓谷内での自由行動日がまる一日とれれば、シャトルを使って丸一日楽しく過ごせる。
レンタカーで来られた方も、パーキングにクルマを置いて、シャトルで回った方が見どころへのアクセスが楽だ。
ただしエルキャピタンの麓やインスピレーションポイント、ブライダルヴェール滝など渓谷の西半分へはシャトルでは行けないので、グランドツアーやヴァレー・フロアーツアー(ヨセミテ公園内ツアーとアクティビティの章を参照のこと)に参加されることをお勧めする。
なお、車いすマークの付いたバスには前入り口にリフトが付いている。



車椅子の方の乗降の様子


■シャトルバス運行時間とルート
夏期は朝7時〜夜10時まで10分おきに運行、早朝と夜間は20分おき。午後8時30分以降はハッピーアイルへのループ(地図上の一番右端のループ)が営業終了となる。
秋〜春期は日中は15-20分おき、早朝夜間は30分おきに変更される。運行時間・間隔・ルートの詳細は"Yosemite Today"(ゲートやビジターセンターで配布)で確認のこと。

■ヨセミテロッジを起点としたおすすめコース
ヨセミテロッジ→ビジターセンター→ヨセミテミュージアム→ネイティブアメリカン村→ヨセミテビレッジ周辺見て歩き→ル・コンテ記念館→カリービレッジ見て歩き→ハッピーアイルネイチャーセンター→アワニーホテル(テラスでお茶やビール)→ヨセミテビレッジで買い物→ヨセミテロッジ もちろん途中で降りてゆっくりと腰を下ろして景色を楽しんだり、絵を描いたりしてもよいだろう。



ヴァレーの概略とシャトルバスの運行図(.pdf形式440KB)

バスストップNo.はシーズンごとに頻繁に変更されるので地図でよく確認してください。(下には番号を入れません)

■ヨセミテヴィレッジ Yosemite Village/Day Parking/Degnan's Deli
大きなギフトショップ、レストラン、銀行、郵便局、アンセルアダムスギャラリーなどがある。渓谷のいちばん賑やかなところ。(ここは街だー!)
日帰りのクルマパーキングもある。
ここには各方面へのバスストップが集中しており、アワニーホテル方面はビレッジストア前から。カリービレッジ、ハッピーアイル方面にはその向かい側。ビジターセンターとヨセミテロッジ方面はDegnan's Deli前から出発するので、乗車するときに間違えないように。(間違えても遠回りして最終的には到着できますが・・・)

ヨセミテヴィレッジの概略図


■アワニーホテル The Ahwahnee
ヨセミテでもっとも高級なホテル。ギフトショップも高級。でも一度は足を運んでみよう。

■ビジターセンター Visiter Center
開館時間は9時〜17時まで。ヨセミテのすべての情報はここにある。カウンターにいるレンジャーに気軽に質問してみよう。日本語の資料もくれる。ヨセミテの自然ディスプレイ、ビデオ上映、シアターも併設されており日中はスライド上映。夜にはコンサートや芝居なども上演される。
ガイドや地図、自然関連の図書や写真集などが充実したブックストアーがある。(Yosemite Associationの会員は割引制度がある。)
隣にYosemite Museumがあり、ヨセミテの先住民の文化展示、屋外には村を再現した展示もある。

■ヨセミテ滝 Yosemite Fall
ヨセミテ滝にはここから400m。徒歩で7〜8分程度。雪解け水が多い時期は水量や飛沫がすごいので注意!。逆に渇水期はチョロチョロなので「なーんだ?」と思うかも。

■ヨセミテロッジ Yosemite Lodge/Camp4
ヨセミテ渓谷で一番大きな宿泊施設。レストラン、カフェテリア、ギフトショップ、コンビニエンスストアもある。キャンプ4はバックパッカーやクライマーに人気の当日受付キャンプ場。

■センティネル橋 Sentinel Bridge/Yosemite Chapel Parking
センティネル橋はハーフドームを眺める絶好のポイントのひとつ。夕方にはベストショットを狙って三脚が立ち並ぶ。橋を渡ればチャペルがある。

■ハウスキーピングキャンプHouse Keeping Camp/ル・コンテ記念館LeConte Memorial Lodge
ハウスキーピングキャンプはチープな宿泊施設。コンビニストアは小さい割に食料関係が充実している。また渓谷内唯一のコインランドリーはここにある。(夕方は結構混んでいるかも)
ル・コンテ記念館はシエラクラブの所有する由緒ある建物。夏期にはボランティアスタッフが常駐し、また講演会などのプログラムも行われる。(スケジュールはル・コンテ記念館またはビジターセンターで確認のこと。)

■バイク&ラフトレンタル Bike & Raft Rental
カリービレッジの自転車とゴムボートのレンタル。緑色の巨大テント倉庫。冬期はアイススケートリンク。

■カリービレッジ Curry Village
カリービレッジは比較的安い宿泊施設。レストラン、ピザ&ハンバーガースタンド、登山学校/ショップもある。日帰りのクルマはここにパーキングがある。

■アッパーパインキャンプ場 Upper Pines Campground
アッパーパインキャンプ場への最寄り。

■ハッピーアイル Happy Isles
ヴァーナル滝、ネバダ滝、ハーフドームへのトレイルはここから出発。朝一番のシャトルはここでおりるハイカーでいっぱい。子ども向けのネイチャーセンターもある。

■ミラーレイク Millor Lake
ミラーレイクへのトレイル入口。

■ステーブルズ(厩舎)Stables
乗馬ツアーに参加する人はここで下車。あらかじめツアーデスクで予約必要。

■パインズキャンプ場 Pines Campground
ノースパイン、ロワーパインキャンプ場への最寄り。

投稿者 nishimura : 14:10

2004年03月16日

こどもと行くヨセミテ


ル・コンテ記念館で遊ぶ 1997.9

夏休みシーズンは小さな子どもたちを連れたひとたちも多い。ホテル・ロッジ泊の家族、キャンビングの家族、お金のかけ方や過ごし方はそれぞれだ。ヨセミテは子どもたちから、年輩の方まであらゆる世代の人が楽しめる、そして大自然に触れることができるすばらしいところだ。ぜひあなたのこどもたちも連れていってあげてほしい。

ハイキング、サイクリング、ローラースケート、水あそび…、ハーフドームに登る強者のこどもたちもいる。うちのこどもたち(当時7歳と4歳)もヴァーナル滝までのハイキングトレイルを楽しんだ。

国立公園局では、夏休みシーズンは"YOSEMITE GUIDE"でも1ページをこども向けガイドにあて、子どもや家族対象のレンジャープログラムを行っている。

公園内のバスツアーなども子どもが参加しても問題ないし、楽しめると思う。ただし乗馬ツアーについては体格や経験等の問題があるのでツアーデスクで尋ねて欲しい。

ハッピーアイルネイチャーセンターは、子どもむけにヨセミテの自然について、楽しく学べる工夫のされたミュージアムだ。「展示物にさわっちゃいけない」ではなく「Hands On〜実際に手をふれ、子ども自身がアクションしながら学んでいく」考え方でつくられている。またここには小さなブックストアがあり、とくにこども向けの絵本や塗り絵などのワークブック類が充実している。

ル・コンテ記念館はシエラクラブのビジターセンターだが、ここにも小さなこども文庫があって、絵本類のほか、パズルやパペット類などがあって楽しく遊べる。(写真)

Kids Shop〜こども向けのギフトショップはヨセミテビレッジのDegnan's Deliの1階にある。おもちゃ、動物ぬいぐるみ、絵本、パズル、衣類などもある。ここも訪ねてみよう。こどもにお土産を買って帰る必要のある方もどうぞ。(うちの子はここで巨大な「蚊」のぬいぐるみを買った。何という奴!)

投稿者 nishimura : 00:17

2004年03月15日

National Park Store in San Francisco

 ヨセミテに出かける前、あるいは帰ってきた後、サンフランシスコで時間があったら、ぜひこのお店に立ち寄ってみよう。場所はフィッシャーマンズワーフにあるショッピングモール「Pier39」の中、2F西側にある。
 ヨセミテはもちろんのこと、ベイエリア周辺の国立公園局管理下にある国立公園、記念物や全米の国立公園などに関する図書、ガイド、地図、写真集、自然図鑑、ピクチャーカードや玩具、Tシャツ、カレンダー、CDなどが充実している。
 ヨセミテに行く前なら、ガイドや地図などを仕入れて予習。帰ってきた後なら、買い忘れたヨセミテ土産、また他のナショナルパーク情報を仕入れに行くなど活用法はいろいろだ。(写真はNational Park Store店内風景)

投稿者 nishimura : 23:05

2004年01月20日

ワワナとマリポサグローブ

Wawana & Mariposa Grove


Wawona Hotel


 ワワナはヨセミテ渓谷から南に40キロ、国立公園の南端にあるエリアです。(公園の南ゲートからは約6キロ)ここワワナも歴史のある地域で、19世紀にたてられたワワナ・ホテル本館、またマーセド川南支流を屋根付きの橋を渡るとPioneer Yosemite History Centerがあり、開拓時代の建物群を観ることができます。ホテルの前の草原には9ホールのゴルフコースが広がっており、プレイを楽しむこともできます。

 近くにはジャイアントセコイアの森Mariposa Groveがあり、ヨセミテヴァレーとならぶ公園のもうひとつのハイライトです。ジャイアントセコイアは樹齢3000〜4000年にもなり地球で最も長寿の生命体といえるでしょう。ここでは森の中を巡るハイキングやトラム(屋根無しバス)ツアーを楽しむことができます。



投稿者 nishimura : 14:56