森 虎男

出発前日の夕食時、テキサス在住の日本人のご夫婦と話す機会があり、登頂に成功したらぜひ知らせて欲しいといわれ、激励されました。今この場でご報告したいと思います。
「I made it!!」

出発前夜に無理を言ってボックスランチの手配をしてくれた、カリービレッジバフェのマネージャーさん、受付の女の人。戻って来て成功を伝え、お礼を いったら「おめでとう、できることは何でもいってくれ!」「I made itのTシャツを買ったらいいわよ!」と心から祝ってくれた。
登頂の達成感と、我が事のように喜んでくれたマネージャーの優しさへの嬉しさに、渡米後初めて自分からハグした。

登る途中、臨時パーティーを組んだシアトルの女性と日系四世の女の子。拙い英語で声をかけ、励ましながら一緒に頂上を極めたあの二人と、どうして写真を撮らなかったのか悔やまれる。

途中でいっしょになり写真をとりあったおじさん。帰り道のネバダフォールズで水が切れ、干からびながら歩いていた自分に快く水を分けてくれた家族。一人身のぼくの為に写真を撮ってくれた人々。

たくさんの人の助けを借りて、登頂することができました。本当に、ありがとうございました。
ありがとう、ヨセミテ。