2009年7月アーカイブ

gotoguy

いやー,体ボロボロになりました!頂上でお会いした(北加在住の)日本人の方がくれたスパムとおにぎりがなければエネルギー&塩分切れで熱中症になったかもしれません.マジです.チョコレートバーだけでは力が出ませんね,日本人の自分は.
万が一見てらっしゃったら,本当にありがとうございました!

あと,最後のケーブルよりもその前がきついと思うのは私だけでしょうか?ケーブルは手で登れる分,自分にとっては全然楽勝でした.

余談ですが,現地在住じゃなくて,日本からの旅行者で登った方はどのくらいいらっしゃるんでしょうね?
少なくとも自分の県の人は何人もいない気がします.

他にも書きたいことがありますが,それは自分のブログに帰国後書きます.

とにかく,やったぜ!

URL = http://ameblo.jp/gotoguy/

まず,前日はトレイルヘッドのパーキングに夜の11時過ぎに入って時間が来るのを待ちました.
本来はクマの危険もあると思うし,やってはいけない行為ですね.ただ,12時過ぎまで周りのキャンプ場も含めて人がザワザワしていたので大丈夫だろうとの 判断でした.それと,眠るつもりはなかったし,実際そこでは寝てません.(時差ボケもあって,午後の段階でバレー内の人が多い駐車場で仮眠をしていました し.)

が,やっぱり来ましたレンジャーが2:00に.当然ながら怒られました.よっぽど12時過ぎから登りたかったのですが,一人ではかなり不安だったので,車内でだらだら過ごしていたらレンジャーが巡回に来たのです.

実は前日に,下見を兼ねてミストトレイルをネバダフォールの中ほどまで登りました.暗いうちにひとりで出発するつもりだったので,分岐等はしっかり 頭に入れておかないといけないと思ったのと,本番ではジョンミューアを登る予定だったので,ミストトレイルの写真をたっぷりと撮っておくのことも目的でし た.
初めて登る方には,この下見がやはりお勧めだと思います.特にミストトレイルを登る場合は,前半最大の難所になると思いますので.

トレイルヘッドに11時に入ったのはそんなこともあってのことです.「よし,かなり早い2時頃までには出発して,下見をしたミストトレイルの方から登ってやろう!」と,園外で宿泊して早朝に戻ることをやめたのです.
が,実際周りに誰もいなくなると・・・・,やっぱり怖くなってしまいました(苦笑).そうこうしているうちにレンジャーが来たのです.

レンジャーに怒られたので,1時間ほどバレー近辺をドライブ.もちろん騒音には気をつけて.そして3時過ぎに再びトレイルヘッドに戻りました.

それからゆっくり準備をして,ついに出発.
・・・・といっても一度怖くなったら一人では登れません.ハッピーアイルまで行って誰かが来るのを待ちました(笑).15分ほど待ったでしょうか?来ました来ました,家族連れというか親戚一同7人のグループが.

午前3時50分.晴れて出発です.

同行の7人はLA近郊のオンタリオから親戚一同で登りに来たとのこと.そのうち父親と大学生と高校生の3人はかなりのベテランハイカーのようだが, 他の中学生とお母さんはHDは初めてだそうだ.そんなわけで,偶然ガイド付きで他の初心者と一緒に登る事が出来るラッキーなシチュエーションになった.

さて登頂の様子になるが,まずヴァーナルの下までの遊歩道はベテラン2人とともに快調にトップを歩き,後続を待って小休止.ここまではそれこそ3時間で頂上まで行けるペースだった(笑).
その先,彼らが選んだコースはミストトレイル.さすがに白人だけあって,わざわざ遠回りに感じるJMTは全く選択肢にないようだ(笑).

ところが,ここからいきなり苦痛が襲ってきた.急な登りになるととたんに足が動かない!うーん,時差ボケ・寝不足の影響がこれほどまで顕著に出るとは・・・.
そのうち早くもヴァーナルに登る直前の階段で,なんと両足の太股とふくらはぎが攣る気配.しかも9か月前に断裂して手術した右足アキレス腱まで攣った!やばい!

ここで日本から行く方にアドバイス.

私は44歳でアラフォーすら卒業の若くはない年齢ですが,通常なら問題ない体力・健康状態だと思います.(面識のあるにしむらさんとかはご存知だと思います.)実際,前日の下見でミストトレイルを登ってみたときには全く問題なく駆け抜けることが出来ました.

でもやはり,ほとんど徹夜明けで日本から到着後40時間後のトレイルは,相当な体への負担になったということですね.学生時代の強化合宿以来です,これほど急激な疲労が全身を襲ってきたのは.
そんなわけで,やはりベストは時差ボケが解消してから登るのがベストだと思います.1週間の滞在なら,後半の方がよいかと.
まあ,逆に時差ボケを利用して一気に登る手もあるかと思いますが(笑),それについても自分の場合は,その後の2日間の予定が筋肉痛のために狂ってしまいましたので,それこそ3泊4日の渡米で挑戦するようなことはかなり無謀なことだと思います.

足が攣ってからも,ネバダフォール後の平坦路はみんなと一緒に登ってましたが,スイッチバックになってからは「頂上で会いましょう」と言って少し長めの休憩をもらいました.

その際に,ベテランハイカーからのアドバイスが役に立ったので一言.
それは"You need stick."
アドバイスを元に木切れを探して使ってみると,ずいぶん楽になりました.

その後も急坂では攣っては止まり攣っては止まりを繰り返しましたが,職業柄持っている(笑)あらゆる知識を動員してストレッチやマッサージを繰り返し,最後まで登る切ることができました.

時間的には,5時間半,10時30分くらいに晴れて頂上到着です.
最後のケーブルは自分にとっては全く楽勝.(手が使えるので.)その直前の坂のほうがきつかったー.

水と食べ物ですが,チョコレートバーとペットボトルをそれぞれ4本持っていきましたが,体調のこともあって早め早めに補給したのでこの時点で全てなくなりました.

ここでまたアドバイス的なことですが,日本人の自分にはチョコレートバーは駄目です.
また,糖分はありますがミネラルがないので,熱中症の心配もあります.
塩分が必要ですので,やはりおにぎりがベストかと.

幸い,頂上でお会いした日本人の方が,余ったおにぎりとスパムを下さったので,下山に向けての栄養補給は出来ました.
冗談抜きでそれがなかったら熱中症の症状が出たかもしれません.(というより,全身攣りまくりで登った時点ですでに熱中症?,苦笑.)

THE MURATA FAMILY

朝の2時21分に起きコーヒー飲んでから真っ暗闇の中出発しました。ハッピーアイルに4時前には到着。家族4人(12歳長男・9歳次男)で頑張りました。 平日の為か歩き始めは人もまばらでした。頂上の景色は最高でしたが丸々太ったモルモットには笑いました。ケーブルは往復ともしばし渋滞しましたが真の苦し みは帰りのスイッチバックでした。歩けども歩けども滝が見えず辛かったです。8時少し過ぎにハッピーアイルからシャトル乗車。
「やったー」という達成感が強すぎてその後何日かはハーフドームに生気を吸い取られたようにぼ〜っとなりました。(子供たちは元気でしたが)このサイトが大変参考になりました。ありがとうございます。

松枝 修

登頂したのは1年前なので、やや記憶が薄れてきております。ほとんど山登りをしたことがない中でチャレンジしたので本当にきつかったです。なので登頂した ときは、感動というよりも安堵の気持ちが強かったです。今でもリアルに思い出されるのは、最後の60度の斜面を登ったときですね〜。すれ違うときがとても スリリングでした。
今回は朝5時に出発して、戻りは20時。次回チャレンジするならば、12時間で戻りたいですね。