ヨセミテへの行き方あれこれ


トンネルビューにて

 ヨセミテへの旅を予定されておられる方は、プランニングと宿泊施設への予約を早い目にしましょう。国立公園内のヨセミテロッジ、アワニーホテル、カリービレッジは1年前からの予約、同じく公園内のキャンプ場は4ヶ月前からの予約です。夏シーズンはすぐにいっぱいになっています。余裕をもって情報収集し、旅行プランをたてられることをおすすめします。
 日本からヨセミテに行く場合、パッケージツアーから個人旅行までいくつかの方法があります。多くの方々の場合には、ヨセミテはサンフランシスコ周辺などと組み合わせたカリフォルニアへの旅の一部と考えられるのがふつうだと思います。
 ヨセミテの多様な自然に触れ、体験するためには最低でも3〜4日の滞在(もしくはそれ以上)が必要だと思います。というのも、ハイキング、サイクリング、ドライブなど「まる1日を使っての活動」をするところにヨセミテの醍醐味があるからなのです。そうすると日帰りや1泊2日ではできませんから、2泊3日でようやくスタートラインという感じなのです。
バスツアー
 まずバスツアーの「日帰り」や「1泊2日」はなるべく避けられることをお勧めします。某社のサンフランシスコからの日帰りツアーは朝6時30分出発、帰着は午後10時30分。それでも公園内での滞在時間は約3時間です。昼食をとってヨセミテ渓谷の巨岩群を「車窓から」眺めておしまいと思っていただいてもいいでしょう。退屈な移動時間が長い割にその甲斐がなく、これではバスで疲れにいくようなもの。これで「ヨセミテに行った」というのは悲しすぎますよね。またヨセミテ1泊2日のバスツアーも「行く日」と「帰る日」しかありませんので、自由に過ごせる時間はそう多くはありません。
■JTB USA社のツアーに参加する。
http://www.jtbusa.com/look/agency/index.asp
ヨセミテロッジもしくはアワニーホテル泊の1泊2日(延泊可)のバスツアーを行っています。
■California Parlor Car Tours社のツアーに参加する。
http://www.calpartours.com/cpctjp/
California Parlor Car Tours社(日本語HPあり)では、1泊2日と2泊3日のバスツアーを行っています。(冬季にはAmtrakと連絡バスになります。)
サンフランシスコからヨセミテ渓谷への送迎のみも取り扱っています。
自由旅行
 最近では宿泊と交通を自分自身で手配する自由旅行の形でヨセミテを訪れる方も増えてきました。またアメリカではレンタカーのシステムが手軽で安価に利用できますので、滞在中や道中の行動範囲や活動の自由度が広がります。またキャンプを楽しみたい場合にはこの方法をおすすめします。ただし宿泊予約の難関を突破する必要がありますので、このサイト内の交通や宿泊、キャンプのページをご参考にしてください。
Yosemite AssociationのField Seminarに参加する
 Yosemite Association(http://www.yosemite.org)は公園内での教育啓蒙活動、出版事業を行う非営利の会員制公益団体です。この団体が主催する宿泊型のセミナーが2月〜10月に行われています。だいたい3日間〜4日間の日程で、動植物、絵画、写真、バックパッキングなどさまざまなテーマでセミナーが行われ、セミナー受講者の宿泊予約は優先的に取り扱われます。現地集合ですのでヨセミテまでの足は各自で確保する必要があります。
Sierra ClubのOutingsに参加する
 Sierra Club(http://www.sierraclub.org)はヨセミテでのジョン・ミューアの環境保護活動を母体に創設された世界初の環境保護NGOです。いまでも大自然へ出かける「アウティングス」は活動の柱のひとつです。詳細はホームページからどうぞ。

Hitoshi について

西村仁志です。環境共育事務所カラーズ&広島修道大学。

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