NPSインタープリテーション

NPSのウエブサイトに行くと、4つのトピックがあります。そのうちの一つ「Interpretation & Education」には、NPSが重視しているInterpretation(インタープリテーション)という活動の説明があり、それは訪問者が公園(place)での思い出などを作る手助けの過程であり:”In the National Park Service, Interpretation is the process of helping each park visitor to find an opportunity to personally connect with a place.”、その目的は、訪問者の楽しみや公園の理解をさらに高め、公園に関心を持つようにする:”The goal of all interpretive services is to increase each visitor’s enjoyment and understanding of the parks, and to allow visitors to care about the parks on their own terms.”といったことが書かれています。インタープリテーションの詳しい講義は専門の西村さんに譲り、ここではNPSの職員がどのようにしてその技術を身につけるのかを調べてみました。1995年から開発されたIDPと呼ばれるシステムがあり、3段階のレベルに分かれた教材が作成されています。一般のレンジャー(Law Enforcementも含む)には、初期レベルの技能習得が勧められており、それには3つの教材(101,102,103)があります。101はNPSでのインタープリテーションの基礎概念、102は略式での訪問者へのコンタクト、103は効率的な話し方となっています(全ての教材はダウンロードが可能)。またパークガイド(GS-0090)、アシスタント(GS-0303)、研修生、ボランティアにも習得が推薦されています。教材を読んでみると、単なる知識だけではなく、それをうまく訪問者に伝えるための、高度な対話技術が要求されているようです。

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