マウント・ホフマンに登る



Mt.Hoffmann




 マウント・ホフマン(Mt.Hoffmann 3307m)はヨセミテ国立公園のほぼ中心部に位置します。そのためヴァレー周辺の山々からは眺望することのできない国立公園エリアの北側を望むことが出来ます。またクルマがあれば比較的楽にアプローチできます。
(往復9.8km)ただし頂上は3307mですので、普通より70%近く空気が薄いことを忘れてはいけません。クルマで登山口まで上がれてしまうため無神経になりがちですが、できれば数日前にハイシエラに入り、高地順応しておくのが良いでしょう。ヴァレーに宿泊しての登山は注意が必要です。
 マウント・ホフマンへのアプローチは、クルマでメイレイクのパーキングロットまで入り、ここにクルマを置いて入山します。テナヤ湖から西へ3.7マイルのところにあるメイレイクジャンクション(ロードサイドマーカーT21)から旧タイオガロードに入り、進むこと1.7マイルでメイレイクのパーキングロットに達します。
 旧タイオガロードはグレートシエラ銀鉱山会社が1883年に開通させた馬車道です。現在は舗装されていますが、細い曲がりくねった道ですので運転は気をつけてください。
 パーキングにクルマを停め、まずは1.2マイル奥にあるメイレイクを目指します。メイレイクには「ハイシエラキャンプ」があり、またバックパッカーズキャンプ、水場、トイレもあります。トイレはここにしかありませんので、必ずすませておきましょう。メイレイクの景色も十分楽しみましょう。
 湖の西端のトレイルを歩き、すこしずつ高度をあげ、さらにスイッチバックを登ると頂上付近の奇岩群が見えてきます。最後は岩のゴロゴロしたところを登り、頂上に達します。
 頂上付近はすこし場所を変えるとさまざまな景色が楽しめるので、ぜひウロウロしたいものです。マーモット、ファルコン(ハヤブサ)やレイブン(ワタリガラス)の姿をみることもあります。
 下山時に一ヶ所道を間違えやすい箇所があります。下に見える湿原を目印にそのまま道なりに降りていってしまうと間違いです。その湿原は来たときに通っていない湿原なのです。正しいコースはその湿原を下に見ながら左へ左へ行くのです。
 登山時にときどき後ろや下を振り返って、下山時の景色も頭に入れておきましょう。
■注意!!
 必須の持ち物は水2〜3リットル。昼食。キャンディ、パワーバーなど非常食。地図とコンパス。帽子にサングラス、日焼け止め。そして懐中電灯(日没までに下山できない場合に備えて)です。
 
 夏は気温が上がり、湿度が低いため体内の水分がどんどん蒸発します。汗をかかないため自分ではわからないのですが、補給をしないと脱水症状を起こし非常に危険です。のどの渇きにかかわらず、定期的に水分を補給しましょう。(1日のハイキングでは2〜3リットルの補給が必須だといわれています。また途中に飲料水の補給が出来る場所はありませんので、ペットボトル2〜3本を入れて持って上がりましょう。(トレイル上で飲料水が切れると危険です。)
 落雷に注意してください。夏の午後は積乱雲が起こりやすく、不意の雷雨に見舞われることがあります。とくに頂上付近では避難する場所がありませんので、とくに雲行きに注意しましょう。
 決して無理をせず、天候が怪しくなったり、ペースが遅すぎた場合には途中で引き返す余裕も持ちましょう。困ったときには遠慮せず助けを求めましょう。
■ルートの写真


メイ・レイク。鏡のように空の色を写して美しい。

メイレイクを下に見ながら登り始めます。

まず、南側の眺望が開けます。初夏にはここに雪渓があります。

頂上が見えました。手強そうですが、見た目ほどのことはないです。北側が切り立っているのがわかりますね。

登頂おめでとう。記念写真です。頂上には太陽電池パネルのある無線中継施設があります。

北側の眺望です。はるか真下に湖も見えます


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Hitoshi について

西村仁志です。環境共育事務所カラーズ&広島修道大学。

“マウント・ホフマンに登る” への1件の返信

  1. Mt. Hoffmann

    ヨセミテ公園のほぼ中央に位置し、頂上からは360度の大パノラマを楽しむことができます。 【標高】10,850ft 【ルート】南斜面ルート:2級、斜面へはTioga RoadもしくはMay Lakeよりアプローチ (「The High Sierra」 R.J. Secor著より)。 【コメント】最も一般的なルー…