「小圃千浦〜カリフォルニアに生きる」(2019.1.18-3.10 岡山県立美術館)

「小圃千浦(おばたちうら)〜カリフォルニアに生きる」展が岡山県立美術館で年明けの1/18〜3/10に開催されます。今回日本での開催はここだけですので、岡山の方はもちろん他県の方も、足を運んでいただける方はぜひ見ていただきたい展覧会です。ヨセミテを描いた作品も多数出品されます。

A4フライヤー(PDF)

スライド&トーク「ヨセミテ国立公園を語る」

スライド&トーク「ヨセミテ国立公園を語る」
西村仁志(環境共育事務所カラーズ)
2018年5月26日(土)18:00〜パタゴニア京都ストア

ヨセミテ国立公園はアメリカ・カリフォルニア州にあり、全米の国立公園の中でも高い人気を誇っています。3,029平方キロ(京都府の約3分の2)もの広大な面積のなかに、壮大な渓谷風景をもつヨセミテ渓谷、世界一の大きさと数千年もの寿命をもつ樹木ジャイアントセコイアの森、高原、標高4,000mを超える山岳地帯など多様な環境があります。
ヨセミテはフリークライミングの発祥の地でもあるとともに、キャンプやバックパッキング、ハイキング、パークレンジャーによる自然解説など、多様なアウトドアの楽しみが可能です。20年以上ヨセミテに通い続ける西村仁志がヨセミテの魅力、行き方、楽しみ方を語ります。(参加無料・申込不要)

西村仁志プロフィール
環境共育事務所カラーズ代表・広島修道大学人間環境学部教授
WEBサイト「ヨセミテ国立公園大好き!」主宰
1993年京都にて「環境共育事務所カラーズ」を開業。環境教育やまちづくり・市民活動などの事業の企画運営に関わる。ヨセミテには1995年に初めて訪れて以来、毎年キャンプを開催しこれまで100名以上の方々をガイドしてきた。
「ヨセミテ国立公園大好き!」https://yosemite.jp
問い合わせ:hit@yosemite.jp

会場:パタゴニア京都ストア:京都市下京区四条通富小路東入る
http://www.patagonia.jp/patagonia-kyoto-japan/store_164344596.html

 

ヨセミテ国立公園は10月1日に120周年を迎えます

NPSのニュースリリースに「Yosemite National Park Celebrates 120th Birthday on October 1」という記事が出ています。
ヨセミテ国立公園は、イエローストーン、セコイアに続き3番目の国立公園として1890年に誕生したというわけです。今回はとくに大きなイベントは行われないようですが、これは2014年に「The Yosemite Grant」(連邦議会での議決とリンカーン大統領のサインによって1864年に指定。実質的に最初の国立公園制度ともいえる。)の150周年イベントを計画しているということのようです。

チウラ・オバタ展、今週末で終了

6月からヨセミテ・ミュージアムで開催されてきたチウラ・オバタ展が今週末で終了します。
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Reminder!!! Last chance to enjoy Chiura Obata, Art of Yosemite in the Yosemite Museum. The exhibit is up through
October 21, 2007. This exhibit explores the work of the artists Chiura Obata (1885 – 1975) who first visited Yosemite in
1927, producing watercolors that led to a series of prints made by master woodblock artists in Japan. The show
extensively covers his earliest visits during 1927-1930, but includes works produced up to 1958. This exhibit displays
over 30 woodblock prints, sumi and watercolor paintings, sketches, a well as his actual paints, brushes, and artifacts. (M.
Luchans – 10/18/07)

Parsons Memorial Lodge Summer Series

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(Person’s Memorial Lodge,2003.6撮影,西村仁志)
Tuolumne MeadowsのSoda Springs近くに「Parsons Memorial Lodge」という石組みの小屋があります。
この建物は1915年にシエラクラブによって建てられたものです。
現在は夏の期間に行われる講演シリーズ「Parsons Memorial Lodge Summer Series」の会場として使われています。
この夏のプログラムをご案内します。
いずれも無料で、時間特記のないものは午後2時から約1時間のプログラムです。
クルマの方はTMビジターセンターもしくはランバートドーム下Pから徒歩になります。(所要時間20〜30分)
リーフレットpdfはこちら
http://www.nps.gov/archive/yose/parsons/2007.pdf
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The National Park Service will once again host the annual Parsons Memorial Lodge Summer Series beginning July 15th with weekend programs through August 26th, Parsons Memorial Lodge Summer Series
The National Park Service will once again host the annual Parsons Memorial Lodge Summer Series beginning July 15th with weekend programs through August 26th, 2007.
The Parsons Summer Series is sponsored by the National Park Service, Yosemite Association, Loralee Tucker Hiramoto Memorial Fund, Friends of Parsons Lodge, Institute for Law and Systems Research, and Poets & Writers, Inc through a grant from the James Irvine Foundation and, though inadvertently omitted from the previous e-news, the Hearst Foundation.
(スケジュールはこの続きで)

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Yosemite Indian Big Time

今週末、ヨセミテヴィレッジの Indian Villageで「Yosemite Indian Big Time」という先住民たちによる文化イベントが行われます。
手工芸品の展示やゲーム、ダンス等が行われるようです。
The public is invited to the annual Yosemite Indian Big Time June 16th and 17th at the Indian Village in Yosemite Valley. There will be Indian crafts and traditional cultural activities including games and dancing. This is a special event that few National Parks have the privilege to enjoy. Come celebrate the living American Indian culture. The annual Big Time Gathering: In cooperation with the National Park Service, the maintainance parking area will be used this weekend for the annual Yosemite Indian Big Time Gathering, June 16th & 17th, 2007. A request is to move employee and Gov’t vehicles from the parking area by 5:30p.m., Friday, June 15th, 2007 to prepare for this annual event. Thank you. (P. Johnson/J. Simons – 6/12/07)

講演会:アメリカに生きた日本人画家 小圃千浦

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2007年7月1日(日) (13時開場・13時30分開演/予約不要・参加無料)
同志社大学京町家キャンパス「江湖館」(京都市中京区衣棚通丸太町下る玉植町・地下鉄丸太町下車徒歩3分)
スライド上映と講演:Kimi Kodani Hill(Granddaughter of Chiura Obata)
                 *講演は英語で行われ、日本語通訳がつきます。
進行・解説:西村仁志(同志社大学大学院総合政策科学研究科准教授)
講演会終了後、交流の集いを行います。(要予約:会費1,000円 お茶・お菓子つき)
▼小圃千浦 (おばた・ちうら/1885-1975 カリフォルニア大学バークレー校名誉教授)は戦前からヨセミテをはじめとするカリフォルニアの風景を日本画で描きつづけた画家である。
 千浦は仙台の出身。14歳で家出し東京で邨田丹陵(むらた・たんりょう)の弟子となり、若干17歳で日本美術院正会員になるが、1903年、18歳で単身渡米する。サンフランシスコで舞台美術や邦字紙のイラストなどで生計を立て、1927年ヨセミテへのスケッチ旅行で描いた作品展をきっかけにカリフォルニア大学バークレー校に美術部教授として迎えられる。
 1941年日米は開戦。西海岸では日系人11万人が敵性外国人と見なされ強制収容所へ送られた。千浦も家族とともに日系人収容所に送られるが、「いかなる状況下にあっても、教育は食糧同様に重要だ。なかでも芸術はもっとも建設的な教育だと信じる。」との信念のもとに美術学校を収容所内に創立する。ここではのべ600人もの人々が学び、多くの日系人アーティストを輩出したのである。
 戦後、千浦は大学に復職し、その後の人生は日本の自然と文化をアメリカに紹介することに捧げ、また毎年ヨセミテでのキャンプとスケッチを欠かさなかった。カリフォルニアの大いなる自然は千浦のアーティストとしての感性をさらに磨き、また生きる希望を与えたのである。
▼Kimi Kodani Hill(キミ・コダニ・ヒル)千浦の孫、バークレー在住。ヨセミテを描いた画集”Obata’s Yosemite”の発刊に尽力し、そして戦時下の収容所生活時代を伝える “Topaz Moon” を自ら著して、千浦の辿った足跡を伝えつづけている。またヨセミテ国立公園をサポートするNPOであるYosemite Associationの理事をつとめている。
問い合わせ:同志社大学西村研究室/TEL&FAX:075-251-4906 E-mail:whitewolf@mail.doshisha.ac.jp
案内(pdf)をダウンロード